猫にもアレルギー！戦え！猫のアレルギー症状 知らないと危険！？

現代は食生活も豊かでキャットフードも様々な種類のフードが出ています。
その反面、ちゃんと知らないといつの間にか猫ちゃんがアレルギーを起こすなんて危険も潜んでいます。
私達、人間はもちろん、ワンちゃんや猫ちゃんを始めとするペットにもアレルギーが発症する事態が増えています。

その原因や症状、対処法などを一緒に考えていきたいと思います。

本記事を読むべき人

• 猫のアレルギーが心配な人
• 飼っている猫がアレルギーを持っていと獣医さんに言われた人
• 猫や猫のフード選びの知識をさらに高めたい人

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３つの代表的なアレルギーと対処法

最初に猫ちゃんのアレルギーの種類を述べていきます。

アレルギーの種類

1. 食物アレルギー
2. ノミアレルギー性皮膚炎
3. アトピー性皮膚炎

この3つが主な猫ちゃんのアレルギーです。

アレルギーの症状と原因

1.食物アレルギー

文字通り食べ物に含まれるアレルゲン物質に反応する状況を表します。

牛肉、乳製品、穀類（小麦、穀物、大豆）、鶏肉、卵などから発症するケースが多いそうです。

とくに猫風邪をひいたり、怪我している際など免疫力が下っている場合に、アレルギー反応として発症しやすいので注意が必要です。

食物アレルギーの主な症状は、口内や耳の後ろに湿疹ができて、かきむしる・舐める・噛みつくなど行動です。

また、下痢や嘔吐の症状が出る場合もあります。

他の病気ではないか判断するためにも、このような症状がある際には動物病院で相談することおすすめします。

2.ノミアレルギー性皮膚炎

文字通りノミが原因で発症するアレルギーです。

ノミの唾液にアレルギー反応を起こして発症する皮膚病の一種です。

普段からケアしてる場合は大丈夫なケースが多いですが、偶然ノミがついてしまったり、元々野良でその後にケアをしなかった場合に発症しててしまうことがあります。

ノミが猫ちゃんを噛んだ時の唾液が炎症を起こす原因となります。

ノミの噛む範囲自体は狭くても、酷い痒みに襲われて激しくかきむしってしまいます。

ノミアレルギー性皮膚炎の対処方法は、ノミがペットを攻撃するのを防止することです。

ノミを駆除するために、様々なタイプの殺虫剤や成長抑制剤を利用できます。

どの製品が愛猫に適しているかは、必ず獣医師に相談してください。

また、ペットの寝具を頻繁に掃除、洗濯することで、家庭内のノミの数を減らすことも効果的な対策となります。

3.アトピー性皮膚炎

空気中のホコリや室内のカビ・ダニなどが原因で起こるアレルギーです。これもノミアレルギーと同じく激しい痒みを伴います。

私達飼い主がこまめに掃除すればある程度は防ぐことも可能です。

しかし、親猫からの遺伝も要因となるため、猫を譲り受ける際は親猫に持病があったのかを、ブリーダーさんやペットショップの方に可能な限り聞いておくとよいでしょう。

残念ながら、アトピー性皮膚炎は生涯続く症状であり、完治を望むことは難しいと言われています。

しかし、アトピー性皮膚炎の症状を抑える方法であれば、数多くあります。

決して諦めることなく、猫の快適な生活を守っていきいましょう！

• 薬物治療、薬用シャンプー、薬用コンディショナーの利用。
• 生活環境から可能な限りアレルゲンを除去する。
• アレルギーを引き起こすアレルゲンを少量ずつ注射し、ペットの身体をアレルゲンに少しずつ慣らしていく治療法。
• アトピー性皮膚炎が比較的軽度の場合、患部を刺激しないよう「エリザベスカラー」が利用できます。

猫アレルギーの発症時期と対処法

猫アレルギーは何歳くらいで発症する？

食物アレルギーは、母猫から離乳して免疫が減った頃から危険性が高くなると言われています。

成猫になってから突然発症する場合もあるため、食後など様子がおかしくないか普段から猫ちゃんの様子をチェックすることをオススメします。

ノミアレルギーは、外に居る時間が長い猫ちゃんが他の猫から移されるケースが多いようです。

そのため、年齢は関係ないと言えるものの、若い猫ちゃんのほうが元気に脱走する可能性が高いため、若いほうがリスクが高いとも言えるでしょう。

アトピー性皮膚炎は、食物アレルギーと同じく離乳して免疫が薄くなった、約４ヶ月の子猫からシニア世代の老猫まで幅広い期間で発症の可能性があります。

ただし、多発する年齢は一番元気で活発な１歳～３歳となって言われています。

猫アレルギーを発症した場合の対処法

食物アレルギーの場合

その原因となる食物を見つけなければ判断出来ません。

アレルギーを発症する原因の特定するため、獣医師の指導のもと低刺激食または除去食を与えて様子を見てあげることをオススメします。

アレルギー反応の原因となるタンパク質原を特定するため、除去食には、標準的なキャットフードには通常含まれない鹿肉や鴨肉・川魚を使用しています。

動物病院で購入することが最も安全ですが、最近ではネット通販でも購入可能なため、病院に行くのが難しい場合は、ネット通販で購入しましょう。

これで原因が分からない場合は、タンパク質ではなくグレイン(穀物)アレルギーの可能性があります

この場合はグレインフリーのキャットフードに変えてあげましょう。

ノミアレルギー性皮膚炎とアトピー性皮膚炎の場合

ノミアレルギー性皮膚炎とアトピー性皮膚炎は症状が似ているものの、治療法が異なります。

まずどちらなのか動物病院で判断してもらうことが重要です。

ノミアレルギーとアトピー皮膚炎は、専用のシャンプーや薬物投与で治療、緩和が可能です。

一度発症すると長引くため飼い主も猫ちゃんも根気が必要です。

様々な駆除剤や(ノミの)成長を抑える薬も開発されているものの、完璧に退治するのは不可能とされています。

しかし、減らすことは可能なため、私達の住居や猫ちゃんのベッドやオモチャなどを常に清潔に保つことが出来れば、被害は最小限に防ぐことが出来ます。

アトピー性と判断された時は、原因となるアレルゲンを注射投与すれば、症状の軽減が期待できます。

ただ完治は難しいため、良くなったからといって自己判断で途中で止めてしまいます。

こまめに獣医と相談の上で治療の継続しましょう。

キャットフードの進化と注意点

昔は、人間の残りご飯にみそ汁をかけたいわゆる「猫マンマ」が猫ちゃんのご飯でした。

しかし、現代は様々なドライフードやウェットフード、乾燥オヤツに液体オヤツなどがあり、猫ちゃんの食生活は大きく変化しています。

手軽で栄養満点なキャットフードではあるものの、販売されているフードの中には猫ちゃんにあまり嬉しくないものが含まれているのもがあることも事実です。

避けたい！４Dミート！

4Dミートをご存でしょうか？

• Dead…死んだ動物の肉
• Diseased…病気になった動物の肉
• Dying…死にかけの動物の肉
• Disabled…障害のある動物の肉

4Dミートは病気で亡くなった動物、死にかけの動物などを指します。

ごく少数ではあるものの、コストが安く大量生産できることから4Dミートを使用している業者が存在しています。

食物アレルギーの原因がはっきりしない時は、可能性は低いものの「４Dミート」の存在も疑う必要があります。

しかし、フードの原材料に「４Dミート」の記載は義務づけられていないので、知らないうちに猫ちゃんが摂取してる可能性がないとは言えません。

このような悪質な餌を与えたくない場合、ヒューマングレードの食材が使われている餌をあげましょう。

安全なキャットフードの選び方は？

通常スーパーやドラックストア、ペットショップで購入できるキャットフードであれば、大丈夫でしょう。

しかし、ネットに売っている無名で明らかに安すぎるキャットフードであれば一度立ち止まり注意が必要です。

獣医さんに病院でおすすめされたものや、有名なメーカーのグレインフリーのフードは安心感があります。

大事なのはずさんに選ばないことです。

原材料がなにか、生産国はどこかなど確認した上で、

ご自身が許す範囲のコストで望ましいフードを選びましょう。

無理に高級なキャットフードを買う必要はありません。

大事なのは猫ちゃんが健康に元気に美味しく食べてくれるフードを継続して提供できることです。

まとめ – 普段からのコミュニケーションが大事

猫ちゃんは、とても我慢強い性格です。

猫は飼い主に心配をかけたくなくて、辛くても何ともないふりをする生き物なため異変に気が付きにくいです。

そんな猫ちゃんがアレルギーで苦しむ姿を見るのは、飼い主も辛いと思います。

現代は医学も進歩していますし、薬や療法食も入手しやすい時代です。

普段から愛猫とコミュニケーションをとり、すぐに異変に気がつけるようにしておきましょう。

つまり、何よりの特効薬は飼い主の「愛」ということです🐾✨

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