本記事では猫のイカ耳の理由と飼い主がとるべき行動について解説をしています。
うちの猫がよく、耳を外側に反らせています。あれはいったい何なのでしょうか。
そんなとき、飼い主はいったいどうしたらいいのかな。
それはイカ耳といって、猫の気持ちを読み解くためのサインなんだよ。
猫がイカ耳をするときの気持ちは?
⇨恐怖や不安、警戒を表しています。また、集中したり興奮したりしているときもイカ耳をすることがあります。
猫がイカ耳になったら、飼い主はどうすればいい?
⇨基本的には何もしなくていいです。猫を余計に興奮させないためです。ただし、隣に寄り添って猫を落ち着けてあげる、猫と目を合わせないなどの配慮をすることは大切です。
猫の「イカ耳」とは?
猫の「イカ耳」とは、どんな耳のことかご存じですか?
イカ耳とは、猫の耳が外側にピンっと向いた状態の耳のことをいいます。
海の生き物である「イカ」にその形状がとてもよく似ているので、この呼び名が付いたといわれています。
猫によっては、耳がほぼ真横に寝てしまったり、さらにうしろに反って耳が見えなくなってしまったりする子もいます。
猫が「イカ耳」をしているときの気持ちは?
では、イカ耳の状態になっているとき、猫たちはどんな気持ちなのでしょうか。
恐怖
猫は、恐怖を感じた時に「イカ耳」の状態になるといわれています。
普段落ち着いているときの猫は、耳を前に向けて立てていることが多いと思います。
ところが恐怖を感じると、とっさに耳を後ろに向けて、どんな脅威が迫ってくるのかを聞き取ろうとするわけです。
不安
不安な気持ちの時も、耳を「イカ耳」の状態にすることが多いです。
普段と何かが違う、何かがおかしい…と感じると、私たち人間だって不安になりますよね。
その不安の原因が何なのかを突き止めるために、耳を倒して周囲の音を注意深く聞き取ろうとするわけです。
警戒
初めて見るものや新しいにおいに出くわした時、猫たちはとても警戒します。
そして鼻を近づけてみてにおいをチェックする猫たちの耳を見てみると、「イカ耳」になっていることが非常に多いです。
猫は嗅覚がとても優れていますが、同時に聴覚もとても優秀なのです。
ですから、危険がないか鼻で確かめつつ、同時に耳を反らせて警戒心を保っているのですね。
集中
獲物に向かって突っ込んでいく直前、猫たちはお尻をフリフリして狙いを定めることがありますよね。
そのときの猫の耳も「イカ耳」になっていることが多いはずです。
実は、猫たちは何かに集中しているときにもイカ耳になることがあります。
食べるのが好きな子は、食事中にもイカ耳になっていることがありますね。
きっと食事に集中しているのでしょう。
猫が「イカ耳」になる原因は?
では具体的に、どんな原因で猫は「イカ耳」になるのでしょうか。
大きな音
代表的なものは、大きな音です。
大きな音といっても、猫の聴力は人間の3倍もあるといわれていますから、私たちには些細な音でも猫たちは恐怖を感じることがあります。
外からクラクションの音が聞こえたり、私たちが何かを落としたりした瞬間、猫はさっとイカ耳にします。
同時に前足に力を入れて、いつでも逃げられる態勢をとっている場合が多いと思いますよ。
知らない人
来客が大好きな猫はあまりいませんね。
特に、初めて会う人間にはとてもストレスを感じると思います。
知らない人がおうちにやってきたとき、部屋の隅やソファの下などに隠れてしまう猫も多いのではないでしょうか。
そんなときの猫を見てみると、イカ耳になっている場合が多いです。
人間は大きいし動くので、鼻を近づけてにおいをかぐのはあまりにも危険と判断しているのでしょう。
耳をぴんと張って、とりあえず音から情報を収集しようとしているのだと思われます。
新しいおもちゃ
猫たちは動くものが大好きです。
狩猟本能が呼び起こされて、追っかけて捕まえてけりけりして…と大興奮です。
一生懸命に遊ぶ猫をよく見てみると、イカ耳になっていることが多いです。
特に新しいおもちゃを出した時は、初めてのにおいや音、動き方にやや警戒することでしょう。
においをチェックするのと同時に、耳を「イカ耳」にして、どういう獲物なのかを一生懸命考えているのだと思われます。
不満
「不満」を表現するときにもイカ耳は使われます。
かまってほしいのに飼い主さんがスマホに夢中な時など、イカ耳で不満を表現する猫はたくさんいます。
せっかく猫がイカ耳でアピールしているのにその気持ちに気付かないでいると、猫の怒りが爆発して噛んできたりすることもあります。
ちゃんと愛猫の表情を見てあげてくださいね。
「イカ耳」と合わせて観察したい猫のからだの様子
猫が「イカ耳」をしているとき、からだのほかの部分の様子を観察することで、より猫の気持ちがわかることがあります。
目
イカ耳に加えて目の瞳孔がカッと開いていたら、恐怖や警戒の表情かもしれません。
周囲の音を漏らさず聞くと同時に、何が起きているのかを視覚でもとらえようと集中しているのでしょう。
また、獲物をロックオンした時も、耳をイカ耳にしながら黒目を大きくしていることが多いですね。
絶対に逃がすまいという意思を感じます。
反対に、目を半開きやほぼ閉じた状態でイカ耳になっていることもあります。
グルーミング中や飼い主さんに甘えているときなどがそうです。
この場合は、からだはリラックスしている状態と考えられます。
前足
猫の前足は、猫がリラックスしているか否かを見極める重要なポイントです。
前足をお腹の下に折りたたんでいれば、落ち着いた状態だということができます。
猫がイカ耳になっていても前足を収納しているようなら、興奮や恐怖を感じているわけではないでしょう。
反対に前足がお腹の下に隠れておらず、イカ耳になっているときは、いざとなったら逃げようと思っている証拠です。
耳をぴんと反らせて状況を確認しつつ、危険だと判断した時にはすぐに動けるような態勢というわけです。
その状態の時に触ったり大きな声を出したりすると余計にパニックになる恐れがあります。
しっぽ
猫のしっぽはいろんな動き方をしますよね。
もしもイカ耳をしながらしっぽを足の間に挟んでいるなら、その猫はかなり不安を感じていると思われます。
また、イカ耳をしながらしっぽを激しく降ったり床に打ち付けたりしているなら、猫は不満を表しています。
にもかかわらず撫でたり抱っこしたりしようとすれば、きっと愛猫に激しく怒られることになりますよ。
猫が「イカ耳」になったらどうすればいい?
では、猫が「イカ耳」の時、私たちはどうすればいいのでしょうか。
目をそらす
猫は目が合うとけんかの合図だと思ってしまうので、目を反らせて興奮や恐怖の気持ちを落ち着かせてあげましょう。
猫に慣れていないお客さんに対して警戒しているようなときは、お客さんにも目を合わせないように助言してあげてください。
そっと寄り添う
雷や工事など、自分たちでは回避できない状況で猫がイカ耳になっていたら、不安な猫のそばにそっと寄り添ってあげてください。
触ったり声掛けを続けたりするよりも、ただ寄り添ってあげるほうが猫は安心できます。
声をかけるなら、小さめで優しく語りかけてあげてください。
何もしない
ですが基本的には、イカ耳になったからといって何もしないのが正解です。
猫が「イカ耳の時はただでさえ緊張を感じているので、飼い主さんがさらにアクションを起こせば余計に興奮させてしまうことになります。
まとめ:猫がイカ耳になることはよくあるのでしっかり表情を見てあげて!
猫は日常のいろんな場面でしょっちゅうイカ耳になります。
イカ耳になったからといって構いすぎるのは逆にNG。
あ、今興奮しているんだな、集中しているんだな、などと愛猫の気持ちを想像するためのヒントにしてみてください。
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